心電図⑬ 電解質異常 カリウム、カルシウム

※プロモーションを含みます

13回目は電解質異常です。

電解質異常

心電図で電解質異常を疑ったら、必ず血液検査を行います。

高カリウム血症

心電図所見:
①P波の平坦化
PR延長
③wide QRS、心室内伝導障害(脚ブロックなど)
④非特異的ST変化
⑤テント状T波
⑥QT短縮
⑦徐脈
⑧洞停止⇒最終的にはサインカーブになる
※波形変化の程度と血清カリウム値の相関関係はないとされています。個人差が多いと考えればよいと思います。

治療:Ca剤の静脈注射、glucose-insulin療法、重曹の静脈注射、イオン交換樹脂、血液透析療法。

低カリウム血症

心電図所見:
①P波増高
PR延長
③ST低下 ※ゴロにもあり
④T波平坦化
⑤QTU延長→torsade de pointes
⑥U波増高

原因:嘔吐、下痢など。

治療:点滴静脈注射や経口剤によるカリウムの補給。

高カルシウム血症

心電図所見:QT短縮

症状:痙攣

原因:副甲状腺機能亢進症、腎不全、サルコイドーシスなど

治療:
続発性の高カルシウム血症では副腎皮質ステロイドが有効な場合があります。
原発性副甲状腺機能亢進症では外科的治療。
ビタミンD過剰摂取は制限を行います。

低カルシウム血症

心電図所見:QT延長

原因:副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症、薬剤性など

治療:
続発性の低カルシウム血症では血清リンの上昇を防止するために、食事のリンの制限、水酸化アルミニウムの経口投与、またビタミンDの投与を行います。


今日もお付き合い頂きありがとうございました。

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