Brugada型心電図の分類

| 分類 | 心電図所見(V1~V3) | ポイント |
|---|---|---|
| Type1 | J点≧2mm coved型ST上昇(頂点から下降するドーム状の形) ST上昇≧2 mm 陰性T波 | 最も重要な波形。Brugada症候群を考える上で中心となる所見です。 |
| Type2 | J点≧2mm saddle-back型ST上昇(いったん下降した後、再びST部分が持ち上がる鞍状の形) ST上昇≧1 mm | Type1ほど特異性は高くないです。 |
| Type3 | J点≧2mm saddle-back型ST上昇(Type2よりST上昇が軽度) ST上昇<1 mm | 特異性が低く、単独では診断的意義は限定的。 |
ポイント
・Brugada型心電図は、Type1・Type2・Type3の3種類に分類されます。
・ Type1はcoved型、Type2・Type3はsaddle-back型のST上昇を示します。(厳密にはType3はsaddle-back型とcoved型あり)
・Type2・Type3のみでは特異性が低いため、必要に応じて追加評価が行われます。
(補足)Brugada症候群の診断
Brugada型心電図とBrugada症候群は同じ意味ではありません。
Brugada型心電図は特徴的な心電図波形を示す所見であり、その中でもType1(coved型ST上昇)はBrugada症候群を考える上で重要な所見です。
そして、Brugada症候群の診断は、心電図所見だけではなく、失神歴、心室細動の既往、家族歴などの臨床情報を含めて総合的に判断されます。
また、Brugada症候群が疑われる場合には、V1・V2誘導を1〜2肋間上方へ移動した高位肋間誘導を記録することで、標準誘導では確認できなかったBrugada型波形がみられる場合があります。
心電図検定での扱い
心電図検定では、Type1(coved型)に加えて、失神歴などの臨床情報を組み合わせて判断する問題が出題されることがあります。
そのため試験対策としては、
Type1(coved型)+臨床情報 → Brugada症候群を考える
という整理が重要です。
※詳細な診断基準については専門書をご参照ください。



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